35e7c786.jpg
先週は「目白」の新江戸川公園」に行ったので、洒落じゃないけど今週は「目黒」方面に行ってみることに笑顔音符 「目白」は比較的家から近く、都心に向かうのに良く通るので馴染みがありますが、「目黒」というと昔勤めていた会社のあった「恵比寿」の隣っていう程度で、偶に駅前の「とんき」という美味しい「とんかつ屋」さんに行くくらいで滅多に出向かない。ドクロ汗でも去年、同じく駅の傍にある「(国立科学博物館付属)自然教育園」と言うのを訪ね、その自然の豊かさにお驚き魅了されちゃいましたラブ
東京には他にも都会とは思えないほど自然豊かな庭園や公園は沢山ありますが、ここの公園は、その名の通り自然そのままでありながらそれ自体が植物園と言う感じで、散策に必要な手入れは行き届いているものの、いわゆる公園のような造作物は一切ないという画期的な場所で、しかも、いかにも元々が中世の豪族が築いた邸宅跡に相応しく、広大な敷地の周りに高い「土塁」が築かれていて、その上に様々な高木を植えたという地形をしているので、駅近くだというのに園内の散策路からは殆ど周囲の建物が見えません。OKまる・・・ということで、今日もそこに行ってみることにしましたぁ??笑顔音符
ところでこれは余談ですが、「目黒」というと東京23区の地名の一つだったり、昔から「目黒の秋刀魚」という落語にその名が登場したりと有名ですし、「目白」は目白で田中元首相の「目白御殿」や学習院・日本女子大などの学校が集まっていることで、そこに行ったことが無くてもこれらの地名を知っている人は多い筈。OKまる・・・でも僕は最近まで、これらの名前が「黒」と「白」の対になっているのは単なる偶然と言うか、「駒込」と「牛込」とか、「六本木」と「五本木」とか、「上野毛」と「下野毛」のように単に良くある類似地名なのかな?くらいに思っていましたドクロ汗 ところが先日テレビを見ていたら、「目黒」には有名な「目黒不動」がありますが「目白」にも「目白不動」があるらしく、更には「目赤」や「目青」や「目黄」というのもあるというから驚きです。笑い音符
これは三代将軍家光が上野寛永寺を開いた「天海僧正」の発案を聞き入れ、「江戸」の鎮護と天下泰平を祈願して、「江戸城」の回りに元々在った五箇所の「不動尊」を選抜し、密教の五大要素である、地(黄)・水(黒)・火(赤)・風(白)・空(青)付したことに由来するそうです。OK笑顔
 
  
さて話を戻しますが、今日の目的の「自然教育園」の敷地の一部には、「東京都庭園美術館」というものがあります。電球 ここは旧朝香宮邸(朝香宮殿下は久邇宮家第8王子で、妃殿下は明治天皇第8皇女)だった建物を、そのまま美術館として公開したものだそうです。笑顔音符 この建物は嘗てヨーロッパの装飾美術を席巻したアール・デコ様式が採られていて、内部装飾もフランスをはじめとする外国からの輸入品が多用されていますが、日本独特の感性も付け加えられ建物自体も美術品の一つといえるのかも知れません。まるOK
美術館は隣接する「自然教育園」とは比較になりませんが、緑豊かな広い庭園(和風と洋風の良く手入れの行き届いた両庭園があります。)に囲まれ、「庭園美術館」の名前に相応しい佇まいとなっています。笑顔OK

e8e8b984.jpg
久しぶりに訪ねた「自然教育園」の方ですが、以前訪ねたのは夏場と確か秋口だったような気がしますが、両方とも自転車自転車での来園で、電車を利用して且つこの時期の来園は初めてです。笑顔音符
今日は、僕が午前中からお出掛けし、後で新宿でお買い物の女性軍(家内と娘)と合流して外食でもしようという計画ラブOK
開園時間の10時に間に合うように出掛け、不慣れな「パスネット」と「スイカ」を使って予定通り到着。OK笑顔 先にこれまで入ったことの無い庭園美術館の方の庭園を足早に散策して、早速僕のお目当ての「自然教育園」の方へ。。。。笑い・・・正直言って「庭園美術館」の方の庭園は「それなり」という感じでイマイチでした。落ち込み・・・ってか、たった200円ですが入場料を取るし、決して悪くは無いのですが、庭園と呼ぶならもっと素晴らしい庭園は他にも幾らでもあるし、無料開放している庭園でもここより数段上というところもあるし。。。ドクロ汗
メインのここは、初めから庭園じゃないし、自然環境をそのまま再現しているというコンセプトで、敢えて過剰な手入れを控え自然に任せている姿勢が自然の森を作り出していて、その中に散策路があるという風情がお気に入りです。OKまる
とにかく、ここに居ると不思議な安らぎを覚えます笑顔音符
前にも書きましたが、自然教育園の生い立ちは400?500年前の中世の豪族の館から始まり、その後、高松藩主松平頼重の下屋敷(江戸時代)だったそうで、それ以降は様々な形で国の管理下に置かれ一般の人々の立ち入りが禁止されていたこともあり、偶然ここに、稀れに見る豊かな自然が残されたようです。まる拍手
園の広大な敷地は豪族が築いた「土塁」と呼ばれる土手のようなもので囲まれ、その土手の上に高木が植えられ外界と上手に遮断され、台地や湿地があり、その大部分は森林植生で覆われています。笑顔音符草原や池沼・小川などもありますが、これは「土塁」の一部から敷地内に小川が引き込まれていて、いざと言う時に下流の出口を堰き止めて邸宅の周りに天然の池(堀)を作って敵の侵入を防ぐ役割をさせていたものの名残だとのこと。笑顔電球先人の知恵は凄い!!OK
この他にも、江戸時代の大名(松平讃岐守頼重)の下屋敷だったことの名残としての「ひょうたん池」や、今は巨木となった老松など(回遊式庭園を偲ばせる)があちこちに点在しています。笑顔その辺が、この森がどこか気品があって、単なる自然のままの森とは違って見える理由かも。。電球

・・・ところで話は変わりますが、折角買い換えたデジカメなのに、未だイマイチ慣れなくて、なんかしっくり来ないと言うか、自分の思ったイメージの写真が撮れなくてストレスが溜まります悲しい腕前が悪いのは仕方ないとして、この種のカメラはオートマチックな設定で簡単に撮れるからカメラ音痴の僕に向いてる筈なのに。。。落ち込み